水環境管理 アクアサービス株式会社  環境浄化、水質改善、栽培環境、土壌改善のお役に立ちます。





【福岡県F漁協 アサリ漁場】
アサリ漁場でのアサリの回復・増殖、ヘドロ減少の目的 アクアリフト設置後188日 その後
【比較】


平成23年3月23日撮影
平成23年9月27日撮影



ヘドロが堆積して硫化水素が発生してアサリの収穫が減少して います。アクアリフト1600P1600Lを設置散布しました。
アクアリフト設置区のどの調査地点でも砂地の部分が
さらに拡がっています。臭気は感じられません。

平成23年3月23日撮影
平成23年9月27日撮影



砂地はほとんど露出していません。
漁場柵外の ヘドロは1m以上の厚みです。

漁場の沖側に立てられた海苔ひびの影響でヘドロが舞い上がり、薄く被っていますがヘドロ自体は10cm減少しています。

平成23年3月23日撮影
平成23年9月27日撮影



ヘドロが堆積して、歩くとふくらはぎあたりまで沈み込みます。
砂地の部分とホトトギス貝などの群生箇所が拡大しています。漁場全体の見た目が、ヘドロで覆われている状態から、砂地に変わっています。

平成23年3月23日撮影
平成23年9月27日撮影



漁場全面がヘドロに覆われています。
ヘドロ・硫化物が減少し、底生の小生物が増えています。



アサリ漁場でのアサリの回復・増殖、ヘドロ減少の目的 その後
【調査区での生物調査、底泥検査】


平成23年9月27日撮影
平成23年9月27日撮影



アサリ漁場 南側全景
アクアリフト1600P・1600L設置後約6ヶ月。
9月初めに漁場の沖側に海苔養殖用の竿が設置されました。

アサリ漁場 北側全景
多数の海苔ひびのためヘドロが舞い上がり、薄く被りましたが設置時より10cm減少しています。

平成23年9月27日撮影
平成23年9月27日撮影



表層のヘドロが微増しているようですが、ホトトギス貝などの生息面積が拡がっています。
漁場の浜側の砂地部分がさらに拡大しており、この部分のアサリの生息数が非常に増えています。

平成23年9月27日撮影
平成23年9月27日撮影



以前は見られなかった多種の生物が増えています。
場所によっては、ホトトギス貝がびっしりと密集して生息しています。縦長に見える線は全てホトトギス貝の口です。



【調査区(散布区)での生物調査、底泥検査 その後】

平成23年9月27日撮影
平成23年9月27日撮影



場所によってヘドロが増加している調査ポイントがありましたが、海苔ひびが設置された事による影響と思われます。
今回ヘドロの減少は前回ほどではありませんでしたが、さらに4〜5cm減少しているので設置時から10cm減少しています。

平成23年9月27日撮影
平成23年9月27日撮影



前回調査時よりも確実に貝類をはじめとした生物の数は増加している事が、現場でも実感できました。
漁場内5ヶ所の調査ポイントと対照区でサンプルを採取して、貝類の生息数・生息密度などを測ります。

平成23年9月27日撮影
平成23年9月27日撮影



以前は確認できなかった小エビやゴカイ類などが多く見られるようになりました。ヘドロ臭もほとんど感じられません。
漁場の浜側では20cm四方で約80〜100個のアサリが確認できました。



【対照区(アクアリフト未散布)での生物調査、底泥検査 その後】

平成23年9月27日撮影
平成23年9月27日撮影



見た目は前回調査時とほとんど変化はありませんが、砂地の面積が減少しています。
初期と一緒でヘドロが変わらず覆いかぶさってきています。

平成23年9月27日撮影
平成23年9月27日撮影



表層より約5cm下はヘドロ・硫化物で臭気も強いです。初期と変化がありません。
初期と一緒で生物が生息している穴はほとんど見られません。



※当サイトの写真・イラストなど、一切の情報の無断使用・転載・リンクを禁じます。